奈良の三輪にあるおすすめの観光スポット2選
日本最古といわれる大神神社
日本には北から南まで数多くの神社がありますが、その中でも最も古い時代から存在しているといわれるのがこの「大神神社」です。大神神社は、大神と書いて「おおみわ」と読みます。日本神話に登場する、「大物主大神」を祭っている神社です。
奈良といえば盆地の南東部になだらかな円錐形をした三輪山があることでも有名でしょう。大神神社は標高約467.1メートルのこの山を神体山としています。そのため本殿がなく、拝殿からご神体となる三輪山を仰ぎ見るようになっているのが特徴です。このようなスタイルも、山を信仰の対象としていた日本最古の神社ならではといえるポイントです。
拝殿の奥は、普段は神職であっても入ることが出来ない、神聖な場所とされています。拝殿とその奥の間には、聖域を隔てる三ツ鳥居がありますが、この鳥居や拝殿は国の重要文化財に指定されている貴重なものです。大美和の杜展望台からは四季折々の自然の美しさを見ることができます。
前方後円墳がある箸墓古墳
奈良といえばかつては都があった歴史的にも重要なところですが、それ以前も古くから人が暮らしていたことが分かっています。そのような三輪にある名所の1つとして挙げられるところが「箸墓古墳」です。前方後円墳であると考えられていますが、まだ分かっていないことも多くあるところです。邪馬台国の女王である卑弥呼の墓ではないかという説もあります。このような歴史が好きな人にとっては、ロマンを感じることが出来る場所といえるのではないでしょうか。
すぐそばには「箸中大池」と呼ばれる池があり、農林水産省が選定した「ため池百選」の1つともなっています。池越しに古墳を眺めると、古墳の背後には大神神社の神体山でもある三輪山を眺めることができるという配置です。昔の人も眺めたと思われる風景が、今でも変わらず見られるのが魅力です。
関西に旅行に行くならぜひ訪れたい、奈良の三輪にある観光名所についてご紹介しました。山岳信仰の対象となっている三輪山や日本最古ともいわれる大神神社、それに謎めいた雰囲気がある古墳までがある場所です。このほかにも付近には沢山の古墳があるので、古墳巡りをするのも良いかもしれません。三輪を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。