新鮮な魚と神秘の湖!鹿児島・枕崎のおすすめ観光スポット2選

四国・九州・沖縄
鹿児島県の薩摩半島南部に位置する枕崎は、江戸の情緒を伝える町並みと大海の恵みが魅力の町です。日本でも有数の漁獲高を誇る「かつお」の産地で、他にも芋焼酎やお茶、黒豚と鹿児島を代表する特産品があり、市内を漂う燻煙の香りに心躍らせながらの散策も楽しいものです。ここでは、厳選した枕崎のおすすめ観光スポット2選をご紹介します。

新鮮な魚を購入できる「枕崎お魚センター」

枕崎市の中心部に位置する「枕崎お魚センター」は、目の前の枕崎港で水揚げされた新鮮なお魚を扱う複数のテナントが特上のかつお節や地元の名産品を販売しています。2階建ての建物内には威勢の良い掛け声が飛び交う魚市場もあり、漁港ならではの雰囲気を味わうことができます。1階にあるお魚広場の中央には大きな吹き抜けを利用した円筒型のアクアリウムでは、イワシや鯛など他に珍しいウツボやエイなども見られるため家族連れに人気です。2階には展望レストランがあり、港に面した絶好のロケーションの中でかつおを始めとした新鮮な海の幸をふんだんに使用した数々の料理を楽しめます。かつおのわら焼き体験やかつお節削り体験、レンタサイクルなどのアクティビティも豊富で、観光案内所もあるので観光の拠点やお土産の購入に最適です。

数々の伝説がある神秘の湖「池田湖」

およそ5700年前の巨大噴火で生まれた「池田湖」は、水深233メートルと日本で4番目の深さがある九州最大のカルデラ湖です。藍色に澄んだ湖の周囲はおよそ15キロで、湖畔からは薩摩富士と呼ばれる開聞岳を一望できる他、季節の花々が植栽された美しい景色を楽しめます。数々の伝説がある湖で、江戸時代の古書では湖に住んでいる巨大な竜神の話が記載されています。現代では数多くの目撃談や写真が撮影された幻の未確認生物「イッシー」が全国的に有名で、湖畔にはイッシーのモニュメントや公園遊具もあります。最近では、体長2メートル・胴回り50センチもある大うなぎが生息していることでも話題となりました。湖の西側は観光地化され土産物店や遊覧船発着所、大ウナギの水槽などがありますが、東側は切り立った岩山が湖にまで落ち込んだ人を寄せつけない神秘的な雰囲気を漂わせています。

枕崎は薩摩半島の南端にあるため距離がある思われがちですが、車を利用すれば鹿児島市内から1時間程度で行くことができます。枕崎にはここにご紹介した以外にも、温泉や自然を間近に感じられる観光地が目白押しです。鹿児島を訪れた際には是非枕崎まで足を延ばして、さまざまなスポットを巡りを堪能してみてはいかがでしょうか。

関連記事一覧