イリノイ州の中心都市、シカゴの観光スポット3選。

アメリカ
イリノイ州のシカゴは、ニューヨークとロサンゼルスに次ぐアメリカ第三位の人口を誇る大都市です(約270万人)。古くから交通の要衝として発展し、商業が盛んであることから日本の大阪市に似ていると言われています。アメリカを代表するグルメの町であるとともに、伝統ある美術館や博物館、ブルースやジャズなどの大衆文化を満喫できる都市として人気を集めています。

貴重な美術品が連なるシカゴ美術館。

シカゴ美術館はニューヨーク市のメトロポリタン、ボストン市のボストンと並びアメリカの三大美術館とされる観光スポットです。1879年に開館し、古代美術からモダンアート、さらに欧米のみならずアジアやアフリカなど世界各国の美術品を広く抱えています。時間と空間を超えた作品を楽しめる美術館です。特にゴッホやモネ、ルノワールなどの19世紀後半にヨーロッパで起きた印象派の絵画が多数貯蔵されています。本や雑誌などで見たことのある有名な絵画がたくさん展示されていますので、美術にはそれほど詳しくないという方も十分に満喫することができるでしょう。

歴史を感じさせるシカゴ劇場。

シカゴは公園やレストランでも音楽を楽しめる街ですが、せっかくの旅行時は劇場で本格的な音を満喫してみるのもおすすめです。中でも1921年に建設されたシカゴ劇場は約100年の歴史を持つ伝統的な建物で、入場すると豪華絢爛なバロック式の内装に迎えられます。本物のコンサートやミュージカルを楽しむだけでなく、建物もじっくりと見学してみたいところです。舞台裏を見ることができるツアーも組まれており、往年のスターたちが立った舞台でスポットライトを浴びたり、偉大なアーティストたちのサインを確認することも可能です。

ウィリスタワーで感動の夜景を。

ウィリスタワーはシカゴ市が属するイリノイ州で最も高いビルで、全米でも2番目の高さを誇ります(527.3m)。1973年の完成時は世界一の高さでした。103階に設置されている展望台からの眺めは絶景と評判です。床が透明なガラス張りになっている場所に踏み込めば、シカゴの街並みの上に浮かんでいるかのような気分を味わうことができます。高所が苦手な方には大変かもしれませんが、思い出をカメラに収めるには最適です。ウィリスタワーからの夜景は特に人気で、その眺望はアメリカでもトップクラスと言われています。

シカゴはグルメの町であるとともに、アメリカを代表するアートな都市です。訪問時は音楽や美術を思い切り楽しむことをおすすめします。そして、伝統ある美術館や劇場を訪問すれば、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。なお、有名な観光スポットはダウンタウンに密集しているので、色々な場所を訪問できます。

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